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理念(其の壱)
Concept 1
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目的はボンデージの鑑賞である

 近年におけるボンデージの日本での概念については、若干多様性を帯びており、統一的使用はなされていない。最も早期に普及したのは、ファッション用語としてのそれであろう。概ねレザー製やラバー製の、多少露出傾向のある衣装群をさしているものらしい。ジュリアナ東京などが一世を風靡していた時代あたりにおいて、ボディコンと並んでファッションの概念として広まっているようだ。
 ファッション用語としてのボンデージが、SMクラブにおける女王様のコスチュームと重なる要素を有していることから、女王様ファッションのことをボンデージと称したこともあるようで、更には、SMプレイそのものをボンデージプレイなどと呼称するSMクラブもあった。
 しかしながら、これらに先行して、一部の識者の間で語られたボンデージの概念は、少なからず趣を異にしている。それは近代米国において密かに流行した、女性緊縛美そのものを追求した一種のアートに冠せられた呼称であり、その旗手として、ジョン・ウィリーやアーヴィング・クロー等の名が想起されよう。そして彼らの影響を受けながら、独自の作風を完成させたのが、米国ハーモニー社における一連の作品群である。当サイトにおいて使用するボンデージの概念は、これに従うものである。
 我が国において独自の発展を見たSMの系統は、昨今のSMブームにいたって開花結実し、SMなる概念も市民権を獲得した。では、SMとボンデージとの関係はいかなるものであろうか?
 両者は、女性に対する緊縛という要素では共通するのであり、その点のみしか見ない限りは全く同一のジャンルである。しかしながら、両者を知る者にとって、双方大いに異なる印象を受けるのは一体何故なのか?
 それは、緊縛という行為もしくは成果より期待される事後行為の予測についての差異ではないかと考えられる。緊縛という行為の後、SMにおける第一の行動目的は淫虐である。これに対してボンデージでは、拘束こそが本来の目的であり、淫虐そのものはついでの産物に過ぎない。換言すれば、縛った後、SMは「責めること」を目的とするのに対し、ボンデージは「観ること」を目的とする。SMの目的が動的なのに対して、ボンデージの目的は静的である。
 今日、BDSM(Bondage & Discipline & Sadism & Masochism)なる分野に包括される各サイトは、各管理者の個性により、いずれかの傾向を有している。BDSMをボンデージとSMとに分割するのも一つの考え方であるが、しかしながら、ボンデージそのものに対する考え方が、管理者によって異なる以上、あまりうまいやり方とはいえまい。
 よって、ここでは便宜上次のような分類方法を用いてBDSMサイトを整理してみることとする。まず第一に「プレイ系サイト」と「鑑賞系サイト」とに二分する。当サイトがめざすのは後者である。更に後者に対して、鑑賞の対象を何におくのかを基準に二分する。すなわち、「責めの鑑賞系サイト」と「拘束の鑑賞系サイト」の二種類である。当サイトは後者に属する。従って、当サイトにおいて激しい責め絵を期待しても、それは空しい結果しか得られない。加えて、プレイメイトを得ることに関しても、あくまで二次的効果しか期待出来ない。これらを積極的な目的とされる方は、他のサイトを探すべきである。